記憶を辿る 48話 2023/04/28(金) 三代目のコラム – 祖父との秘密会議 – 祖母の葬儀は大分と京都で営まれた。 工場からも何名か入洛し、2軒隣の錦水館に宿泊してもらって葬儀を手伝って頂いた。 久しぶりに祖父も帰京し、居間で団欒していた時のことだ。 […] 続きを読む
記憶を辿る 47話 2023/04/13(木) 三代目のコラム – 祖母の訃報 – 就職から2年が経とうとしていた頃、前から具合のよくなかった祖母の訃報が届いた。ちょうど配達時に携帯電話が鳴ったのを覚えている。 この何年か前、ご無沙汰だった工場に行った事がある […] 続きを読む
記憶を辿る 46話 2023/04/06(木) 三代目のコラム – LA – 一丁前になれと諭され、どうすれば良いのか考える日々が続く。 絨毯営業をかけられる訳でもないし、お得意様商売。 ならば私の特徴を出していこうと考え、店で受けた注文は素直に「はいっ!はい […] 続きを読む
記憶を辿る 45話 2023/03/24(金) 三代目のコラム – 海外旅行 – 多くの方に「単車好きそうですね」と決め打ちのように言われるが、私は全く単車に興味がない。興味があった時期もあったが、その時はアメリカンと呼ばれるハーレーやベスパのようなバイクに矛 […] 続きを読む
記憶を辿る 44話 2023/03/09(木) 三代目のコラム – 甘え上手 – 日々運ぶスレートは1束が30kg、大型梯子は40kg。 メーカーから届いた雨樋の何本かを1束にした箱を肩に担いで納品する。 いづれも角が立っていて、肩や腹部に突き刺さるような痛み […] 続きを読む
記憶を辿る 43話 2023/02/26(日) 三代目のコラム – いけず文化 – 初めての就職は、職安に通って選んだ会社だった。 それまでも数々のバイトは経験してきたが初めての就職。 編入高校を卒業する9月を前にして、建築資材を運搬する会社に採用いただいた。 […] 続きを読む
記憶を辿る 42話 2023/02/21(火) 三代目のコラム – 軌道修正 – 自身の行動や言動に日々苛まれる生活が続いていたある夜。 急に意識が朦朧とし出し、何とも終わりの悪い1日だと感じた私は、眠りにつこうとベッドに入ったまでは記憶がある。 人は自分に都 […] 続きを読む
記憶を辿る 41話 2023/02/08(水) 三代目のコラム – 心のバランス – 悪の雲上人と対面してからも通学は続いていた。 週1で通うかどうかのような状態だったから暇を持て余す毎日。 既に卒業していた同年代は、仕事を見つけたり進学したり。 上京組もいれ […] 続きを読む
記憶を辿る 40話 2023/01/26(木) 三代目のコラム – 狂乱高校 前編 – 上には上がいる。 私が編入した先の高校(38話)は、正にその振り幅は青天井のような高校だった。一癖も二癖もある不良はデフォルトで、今でいうメンヘラ部隊も底なし。年齢も無制 […] 続きを読む
記憶を辿る 39話 2023/01/19(木) 三代目のコラム – モテ道を極める – 悪っぽい話も飽きてきた頃、ここで間抜けな話でも挟んでおこう。 高校生といえば超絶多感な時期、私自身がそれまで音楽へと向いていたベクトルは、今まで以上にモテ道へと向かい始めた […] 続きを読む