山城について
株式会社山城は、ステテコに使われる楊柳生地(ようりゅう)を主に生産する、
創業70余年の会社です。
山城のあゆみ
1950
初代社長が布帛品縫製の依頼を受けていた縫工所としてスタート。
当時はステテコの縫製でなく刺繍やカッターシャツ、レザーウェアなどを縫製。
1956
当時は高級品だった楊柳生地(ようりゅう)生地の肌着が一般に普及し始めたことから、この生地に着目した初代社長が同素材に特化し、下着の縫製業に業態変更。
これが現在の京都 山城へと繋がる。高度経済成長とステテコなどの普及に伴い、楊柳生地を使った綿クレープ肌着の受注も徐々に増加。
1965
それまで小さな小さな町の山城縫工所は名称を変更。
株式会社 山城が誕生。(10/22)
1970
株式会社 アズ(当時武村商店様)からの提言で、労働力の多かった大分県国東郡(現 国東市)に京都工場を移転させ、現在の国東工場が稼働。
1975
国東工場の隣町に第二工場として武蔵工場が稼働。
2004
3代目により楊柳生地(ようりゅう)生地を用いた商品を展開するブランド『山城』の立ち上げ。下着ではない初の自社製品として独自に開発した楊柳生地である京ちぢみを使ったTシャツを10色展開で発売。(現在は7色展開)商標登録も行う。
2006
京都本社を改装し、小規模ながらオリジナル楊柳生地を使った商品を販売する、専門の店舗をオープン。多くのメディアに取り上げられる。大手百貨店様への催事出展も開始。
2007
楊柳生地専門のオンラインショップを立ち上げ通販部門をスタート。さまざまなブランドとのWネームやコラボを強化。楊柳生地(ようりゅう)生地の知識を活かした生地提案やデザイン提案、OEMなどの下請け体制を整える。
2008
全国の有名百貨店様へ催事出展が加速。
卸先も限定で増やし、世界に向けEMS発送を開始。
2009
楊柳生地のデコボコや素材感を生かした楊柳綿ちぢみスカーフを3色から13色に拡充。ラジオ出演をきっかけに、多くのメディアにご紹介される。
ブランド名を『山城』から『京都縮織 山城』(きょうとちぢみおり やましろ)に変更。独自のちぢみを使ったアイテムの開発に乗り出し、商標も登録。
2010
それまでお父さん(親父)だけのイメージが強かった楊柳生地のステテコを、ポップで可愛い柄に改良していたステテコがブームになり、数々のTVやラジオ、雑誌などでステテコが紹介される。
2011
空前のステテコブームが到来。ステテコを取り扱うメーカーが少なく、高級ステテコなら京都の山城という認知が拡大する。
2012
東京ビッグサイトのギフトショー、Project KYOTO(京都商工会)に参加。多くの卸先、OEM、企業様とのお取り引きが拡大する。
2013
京都市内の創造的文化革新に努める企業に贈られる、『クリエイティブ産業モデル企業96社』に選ばれる。京都内の有名企業様とのコラボが拡大。
2014
百貨店での限定出店を年間6本(6週)から13本(13週)に拡大。大手通販様との協業で更なる認知度を拡大する。
2015
関西から世界に発信できる物10品として『経済産業省主催のDiscover KANSAI』に選定され、フランス パリで限定販売開始。
2016
全国の三越伊勢丹各店でのオリジナル楊柳生地を使った山城メンズインナーの取扱い開始。
2017
経済産業省の選定する『WONDER500』に選出。クレープ肌着も三越伊勢丹各店で取扱い開始。
2018
『OMOTENASHIセレクション特別賞』受賞。
京都商工会主催の海外展示会(Paris)に出展。
2019
『OMOTENASHIセレクション特別賞』2期連続受賞。
Kyo-Chijimiが大手ブランド様に採用。
2021
三代目 稗真平 代表取締役就任
2022
WEBショップをフルリニューアル。
読み物としてのコラム配信も開始。
2023
これまでの店舗をフルリニューアル。
ゆっくりと楽しみながらお買い物を体験していただけるフラッグシップショップとして生まれ変わりました。
また館全体を"doué / どうえ"として名称を変更し、doué 2階はヨガや各種教室、ギャラリーなどで使えるレンタルスペース、3階では秘密基地のような空間で働けるコワーキングスペースとして。
これからの100年に向けて、新しいモノやコトを発信する場所としてご提案しております。
三代目からみなさまへ
当初、小さな小さな縫製会社だった山城が、ステテコ一筋で今日まで運営できているのは、ご愛用いただくお客様と支えていただいた多くの企業様のおかげであると感謝しております。
かつてステテコは、日常着の必需品でした。しかし時代の移り変わりとともに、ステテコの需要が減少し、海外の労働力を使った低コスト商品がもたらす変化は、山城にも訪れています。
私が三代目として会社を手伝い出したのは、まさに時代の変化の頃でした。
幼い頃、祖父や祖母がボタンひとつから丁寧に縫製していた姿は、今でも心に残っています。
当初、さまざまな不安と夢を両手いっぱいに抱えながら、一番大切にしたいと誓ったのは、「楊柳生地」がもたらす、涼しさと肌触りの良さを届けることでした。
ステテコは、今でも山城の主要商品ではありますが、楊柳生地(ようりゅう)生地の特性と山城が長年受け継いだ知識を持って楊柳生地の素晴らしさを伝えるために、さまざまな商品を作っています。
その中で生まれた「ピケ」は、まさに山城の技術と知識の結晶とも言えるでしょう。
山城の新しい挑戦には、失敗も多くありましたし、迷うことばかりです。
それでも、お買い求めくださるお客様の声に耳を傾け、お客様が本当に必要とされているものを作ることは、これからも続けていきます。
小さな縫製工場がはじまった山城の物語は、これからも続いていきます。
私たちが扱う日本の楊柳生地を後世へ残すために。
小さい会社だからこそ小回りのきいた商品の提案を。
おしゃれな楊柳生地製品を世界へと。
まだまだ無知で、微力な会社ではありますが、暑苦しいほどの心意気で生業に精進し、世界に向けて発信して参ります。
1人でも多くの方に日本の風土が生んだ生地である楊柳生地の持つ魅力に触れていただけるように。
どうか皆様の熱い応援、よろしくお願い致します。
株式会社山城
三代目 稗 真平
会社概要
会社名 | 株式会社 山城 |
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代表者 | 稗 真平 |
設立 | 1965年10月22日(創業1950年) |
所在地 | 本社 〒604-8074 京都市中京区富小路通三条下ル朝倉町539番地 TEL:075-221-4456 FAX:075-221-4506 国東工場 〒872-1651 大分県国東市国東町浜4290番地 武蔵工場 〒873-0412 大分県国東市武蔵町古市1200番地 |
URL | https://yamashiro.biz/ |
営業時間 | <会社> 会社営業:月曜定休(月曜祝日の場合は翌火曜がお休みです) 会社営業時間:10:00〜18:00 <店舗> 店舗営業:月曜定休(12月〜2月は休業) 店舗営業時間:11:00〜18:00 <ネット通販> ご注文は24時間承っております。 また、13:00までのご注文は即日発送致します。(在庫のある場合/土曜・日曜・祝日を除く) 土曜・日曜・祝日、13:00以降にいただいたご注文は、翌営業日の発送となります。 |
事業案内 | 楊柳生地卸、クレープ素材製品縫製業、縫製業、京ちぢみ 京都縮織製品製造卸販売業 |