BUNZABURO × リバーシブル半纏
12月に入り、京都もいよいよ冬の気配。
本格的な京都の冬はこれからだから、今はまだ真冬の装いの一歩手前というところ。そんな時に重宝するのが、楊柳の二重ガーゼ生地とピケ加工生地を使ったリバーシブル半纏だ。
四条烏丸の賑やかな街並みも、
一歩路地に踏み入れば静寂さをみせてくれる。
エレガントに和をプラスしたくて、
スカートにリバーシブル半纏を合わせてみた。
独特の色彩に、風を受けては縦に弾むユニークな暖簾。
京町家の佇まいを、豊かに表現するお店「BUNZABURO」。
セレクトショップで見つけたBUNZABUROのプチバックを片手に、念願の本店へやってきた。
ドキドキしながら暖簾をくぐる。
角のように突起した暖簾は、手に触れると優しく柔らかく、招き入れてくれているようでうれしくなる。
リバーシブル半纏のお気に入りポイントは、
赤のパイピングもそのひとつ。
シンプルな黒タートルに、華やかさを少しプラスしてくれる。
店内に広がる色鮮やかな美しい色彩に目を奪われる。
京都の伝統的な技法「京絞り」が生み出す美しくユニークな造形たち。ひとつひとつに個性がある。
斬新であるのに、どこか伝統の雰囲気を醸し出している。
生地を縫い糸で何重にも括り、締め上げて染めることで生まれる美しい色の濃淡。
職人の手で生み出される色彩と造形に、心が奪われる。
北風が届ける京都の冬。
外の寒さから一転、店内はほんのりと暖房が入り、包み込まれるような暖かさがあるが、リバーシブル半纏が作り出す空気の層が、そんな寒暖差も優しく調節してくれる。
二重ガーゼの柔らかさ、肌触りの良いピケ素材、そして綿ならではの優しさ。おしゃれなだけでない機能性がうれしい。
そして、ポケットのフロッキー加工もお気に入りポイント。
さり気ないおしゃれ感はもちろん、ポケットに手を入れるとフロッキー加工ならではの感触が手口に温もりを届けてくれる。職人技を身に纏う喜びが、私のなかで広がっていく。
セレクトショップで見つけたプチバック。
造形の面白さと使いやすさが気に入って調べて訪れた本店。
ずらりと並ぶプチバックの豊富なカラーに心が弾む。
シンプルな装いが好きな私にとって、BUNZABUROの独特の造形は、おしゃれのアクセントとしても欲しくなるアイテムだ。
絞りが生み出す独特の造形が、アイテムに表現力を持たせて、おしゃれの楽しみが増殖されていく。
なかでも気になったのが山城とのコラボ商品、プリーツシャツ。
BUNZABUROとのコラボで生まれたプリーツシャツは、山城ならではの着心地と美しく個性的な色彩が、
私のおしゃれ心をくすぐった。
聞けばミヤケイッセイやhaatにも採用されているというから、
そのポテンシャルの高さに納得。
いろんなカラーを手にとっては、どんな風に合わせるのか、どんな時に着ようかと、おしゃれ妄想が広がっていく。
これだから洋服との出会いはやめられないんだ。
オレンジとピンクが織り成す鮮やかな色彩。
生地が魅せる表現力に着心地の良さが合わさって、着る人も見る人も、心が奪われる一着だ。
乾燥しがちな冬の肌に、寄り添うような質感。
生地が魅せるエレガントさに、美しい染め色が、見る人をハッとさせるほどに個性を演出。
山城にない色彩と染めの技術が生み出す、
まさにオンリーワンの一着だ。
伝統を身に纏う喜びを全身で感じる贅沢な一着でもある。
この一着で、どこに行こうか。
そして、どんなコーディネートを楽しもうか。
良い服は、明日の楽しみを与えてくれるんだ。
毎日に彩を届けてくれるんだ。
リバーシブル半纏の真っ赤なパイピングのように、真っ黒な世界に敷かれた真っすぐな赤いライン。お洋服との出会いが示すのは、いつもの装いに、とっておきをプラスした、
新しい自分に出会う喜び。
帰り道の足取りは軽く弾むように歩く冬の道。
オーバーサイズのリバーシブル半纏の裾が、私の足取りに合わせて、軽やかに揺れている。
【 ご紹介商品 】
リバーシブル 半纏
Sサイズ / Fサイズ / 両面 綿100% / 20,350円(税込)
【 撮影協力 】
BUNZABURO
〒604-8151
京都市中京区蛸薬師通り烏丸西入ル橋弁慶町221
TEL 075-221-2666(直通)
営業時間 平日 10:00 – 18:30
土日祝 10:00 – 18:00
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