記憶を辿る 44話 2023/03/09(木) 三代目のコラム – 甘え上手 – 日々運ぶスレートは1束が30kg、大型梯子は40kg。 メーカーから届いた雨樋の何本かを1束にした箱を肩に担いで納品する。 いづれも角が立っていて、肩や腹部に突き刺さるような痛み […] 続きを読む
記憶を辿る 43話 2023/02/26(日) 三代目のコラム – いけず文化 – 初めての就職は、職安に通って選んだ会社だった。 それまでも数々のバイトは経験してきたが初めての就職。 編入高校を卒業する9月を前にして、建築資材を運搬する会社に採用いただいた。 […] 続きを読む
記憶を辿る 42話 2023/02/21(火) 三代目のコラム – 軌道修正 – 自身の行動や言動に日々苛まれる生活が続いていたある夜。 急に意識が朦朧とし出し、何とも終わりの悪い1日だと感じた私は、眠りにつこうとベッドに入ったまでは記憶がある。 人は自分に都 […] 続きを読む
記憶を辿る 41話 2023/02/08(水) 三代目のコラム – 心のバランス – 悪の雲上人と対面してからも通学は続いていた。 週1で通うかどうかのような状態だったから暇を持て余す毎日。 既に卒業していた同年代は、仕事を見つけたり進学したり。 上京組もいれ […] 続きを読む
記憶を辿る 40話 2023/01/26(木) 三代目のコラム – 狂乱高校 前編 – 上には上がいる。 私が編入した先の高校(38話)は、正にその振り幅は青天井のような高校だった。一癖も二癖もある不良はデフォルトで、今でいうメンヘラ部隊も底なし。年齢も無制 […] 続きを読む
記憶を辿る 39話 2023/01/19(木) 三代目のコラム – モテ道を極める – 悪っぽい話も飽きてきた頃、ここで間抜けな話でも挟んでおこう。 高校生といえば超絶多感な時期、私自身がそれまで音楽へと向いていたベクトルは、今まで以上にモテ道へと向かい始めた […] 続きを読む
記憶を辿る 38話 2023/01/11(水) 三代目のコラム – 京阪の最底辺 – 夜毎、朝が来るまで遊ぶ毎日を過ごしていれば自ずと生活は乱れる。 腫物扱いとなった授業は寝床と化し、卒業を目前にして単位が切れた。 唯一、体育の教師だけが留年は免除してやってく […] 続きを読む
2022年を締め括る 2022/12/28(水) 三代目のコラム – 大祓人形に託す – 今年も八坂さんからの大祓人形が町内会長さんから届いた。 家族それぞれの名前を書き、罪や穢れを人形に託し、1年清々しくすごすための大祓人形。 これが届くと、一年の終わりを感じ […] 続きを読む
記憶を辿る 37話 2022/12/20(火) 三代目のコラム – 心との乖離 – 高校生活最後の1年は、放課後につるむ連中と朝まで遊び続けた。 こう言うと私の親は放任主義のようだが、事実は全くその逆である。 反発し倒し、制御も効かないぐらい飛び出していただけ […] 続きを読む
記憶を辿る 36話 2022/12/09(金) 三代目のコラム – 映画の世界 – Rがラッパーとして踏み出す前、ロックンロールを卒業した彼はジャズを好んで聞いていた。 映画”さらば青春の光”のようにレストアした125ccランブレッタを […] 続きを読む