記憶を辿る 91話 2024/10/15(火) 三代目のコラム – The 京都 – 山城がTシャツを開発する少し前。 悶々と大分の地で過ごしていた時の事、業界紙で1行の見出しを見つける。 繊維のプロ集団、世界を目指すThe 京都 確かこんな見出しだったと思う […] 続きを読む
記憶を辿る 90話 2024/10/05(土) 三代目のコラム – ビラ配り – オリジナル商品を世に出すまで何年かかったのだろう。 本来なら春夏物は2月頃に立ち上がるはずなのだが、開発に時間を要したこと、そんな知識を全く持ち合わせていなかった事もあって、発売 […] 続きを読む
記憶を辿る 89話 2024/09/25(水) 三代目のコラム – 予想外の売れ行き – 前話(88話)にも書いたが、女性が買ってくれたのが不幸中の幸いだった。 しかも手に取ってくれる女性の多くが即断で買っていく。 B品ではないけれど、なぜだか申し訳ない気持ち […] 続きを読む
記憶を辿る 88話 2024/09/14(土) 三代目のコラム – 染色工場 – 一般的には黒のTシャツなら黒い生地を使うのが一般的なのだが、山城が培ってきたのは”白”を基調とした清潔感を感じるインナー向けである。それにカ […] 続きを読む
記憶を辿る 87話 2024/09/04(水) 三代目のコラム – 涼しくて気持ち良いTシャツ – 草案ができてきると、父親の行動は早かった。 山城が今まで蓄積してきた技術を応用することと、山城が持っている工業用ミシンを活用する方法を模索してくれたのだ。プロト […] 続きを読む
記憶を辿る 86話 2024/08/25(日) 三代目のコラム – 最初の一歩 – 前話までにあるように商品開発に向けて生地や染色、型紙などで進捗状況が変わらない中でもサンプル制作は続けていた。時は”和物ブーム”が到来する少し前。 京都 […] 続きを読む
記憶を辿る 85話 2024/08/14(水) 三代目のコラム – ちんぷんかんぷん – 月一の帰省に併せて通ったのは大阪の学校だった。 日曜日の午前中にその授業は行われ、初心者からプロまでが実力に合わせて学べるような学校で、大阪の本町あたりで開催されていた。 […] 続きを読む
記憶を辿る 84話 2024/08/04(日) 三代目のコラム – 熱意で開く門 – 染色で出す色に奮闘しながら、次の興味は型紙だった。 パターンメイキングの世界は奥が深く、一長一短で身に付くはずもないのだが、無学が故に体当たりでしか進み方を知らない私は、無謀 […] 続きを読む
記憶を辿る 83話 2024/07/25(木) 三代目のコラム – ひとすじの色 – 前話でお伝えしたように、私がクレープ肌着の心地よさを知った頃、大分から京都へ帰省する度、母は通い出したカルチャースクールのことを、うれしそうに話してくれた。 思えば、私が大分 […] 続きを読む
記憶を辿る 82話 2024/07/13(土) 三代目のコラム – 布石 – 今でこそ山城の商品は、様々なカラー展開をしているが、当時の商品は白色のみ。 工場に流れている商品は、いわゆるクレープ肌着と呼ばれる昭和の下着のみで、全て”白一色R […] 続きを読む