記憶を辿る 87話 2024/09/04(水) 三代目のコラム – 涼しくて気持ち良いTシャツ – 草案ができてきると、父親の行動は早かった。 山城が今まで蓄積してきた技術を応用することと、山城が持っている工業用ミシンを活用する方法を模索してくれたのだ。プロト […] 続きを読む
記憶を辿る 86話 2024/08/25(日) 三代目のコラム – 最初の一歩 – 前話までにあるように商品開発に向けて生地や染色、型紙などで進捗状況が変わらない中でもサンプル制作は続けていた。時は”和物ブーム”が到来する少し前。 京都 […] 続きを読む
記憶を辿る 85話 2024/08/14(水) 三代目のコラム – ちんぷんかんぷん – 月一の帰省に併せて通ったのは大阪の学校だった。 日曜日の午前中にその授業は行われ、初心者からプロまでが実力に合わせて学べるような学校で、大阪の本町あたりで開催されていた。 […] 続きを読む
記憶を辿る 84話 2024/08/04(日) 三代目のコラム – 熱意で開く門 – 染色で出す色に奮闘しながら、次の興味は型紙だった。 パターンメイキングの世界は奥が深く、一長一短で身に付くはずもないのだが、無学が故に体当たりでしか進み方を知らない私は、無謀 […] 続きを読む
記憶を辿る 83話 2024/07/25(木) 三代目のコラム – ひとすじの色 – 前話でお伝えしたように、私がクレープ肌着の心地よさを知った頃、大分から京都へ帰省する度、母は通い出したカルチャースクールのことを、うれしそうに話してくれた。 思えば、私が大分 […] 続きを読む
記憶を辿る 82話 2024/07/13(土) 三代目のコラム – 布石 – 今でこそ山城の商品は、様々なカラー展開をしているが、当時の商品は白色のみ。 工場に流れている商品は、いわゆるクレープ肌着と呼ばれる昭和の下着のみで、全て”白一色R […] 続きを読む
記憶を辿る 81話 2024/07/03(水) 三代目のコラム – 鬱憤 うっぷん – 台風後の暴挙によって何もする事がなくなった休日。 自身が蒔いた種とはいえ、ストレスは溜まる一方だった。 現在では”ある幸せ”にフォーカスすることで心 […] 続きを読む
記憶を辿る 80話 2024/06/12(水) 三代目のコラム – サーフィン – 前話にある温泉遊びは冬から春。 夏から秋にかけてはサーフィンを楽しんだ。 太平洋の荒波は宮崎へ辿り着き、僅かに漏れた波が九州と四国の間の豊後水道を潜り抜け、国東半島南部に辿り着 […] 続きを読む
記憶を辿る 79話 2024/06/01(土) 三代目のコラム – 大分での休日 – 月に一度の帰郷以外は大分で週末をすごした。 工場勤務だった頃は規則正しい就業スタイルで、 ちゃんとした週末があった。 まだ土曜日を休みにするかは企業判断な頃。 確か隔週で土曜 […] 続きを読む
記憶を辿る 78話 2024/05/22(水) 三代目のコラム – 近場の気分転換 – 私が手伝い出した頃は、縫製工員さんの名前を覚えるのにも苦労した。 外注さんも潤沢で、1日のノルマ的に500枚ぐらいを投入しても「これじゃ足りん! もっと持って来て!! 」と […] 続きを読む